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【1種?3種?】換気について学んでみた! – いえづくりログ17

【1種?3種?】換気について学んでみた! – いえづくりログ17

ご訪問ありがとうございます。
本記事の内容は2020年の夏の出来事です。

前回まで

日本に住まう上での宿命。
梅雨。ジメジメとの戦い。
前回の内容ではそんなジメジメとお家の関係をお話ししました。

自然素材の内装材で
Lixilのエコカラット推奨の調湿レベルになってたらいいな~。と思う日々です。

さてさて今回は換気の話。
第1種換気と第3種換気どっちがいいの?
わたしたちはどちらを選んだの?
という話をしていきます。

– いえづくりログ

いえづくりを考え始めた2020年夏からはや2年。
いろいろと考えることが多くて楽しかったいえづくりもあとは建てるだけ。

でもいえづくりをした後の生活が本番。

あくまでも
これから生活をするための手段。

どんな豊かな暮らしをしよう。
そんなことを考えながらいえづくり進めてます。

– 24時間換気とは!

日々暮らしていく中で、
換気は毎日してらっしゃると思います。

お風呂を使い終わった後に換気。
料理中にレンジフードで換気。
トイレを使い終わった後に換気。

他にも
なんか空気悪いなー…、
と思ったら都度換気されてると思います。

特にコロナ禍になってからは、
換気換気換気。
電車に乗っていても窓が開いていたりしますよね。

と、
こんな風に我々の生活のいろんなところで換気は行われています。

さて、
どうして換気するのでしょう?

その理由はいくつかありますが、
大きくは2つ。
二酸化炭素濃度と匂い。
があげられるのかなと思います。
(ウィルス蔓延の防止、とかもある)

匂いの換気については、
焼肉屋さんをはじめとするレストランがその最たるところですよね。
もちろん家の中でも匂いの出る場所、
キッチンや玄関などは空気がこもらないように時々換気をするわけです。

二酸化炭素濃度に関する換気は、
建築基準法で基準が決められており、
「家全体の空気を2時間で1回分換気する。」
そのように設計されていなければなりません。

アパートに住んでいても、
24時間換気用の換気扇がついていて、
その換気扇はずっと付けっぱなしにします。

当然ながら、
新居でもこの24時間換気をする必要があり、
どんな風に換気をしましょうか、という話が設計段階で出てきます。

この先のお話しでは24時間換気に話を絞るので、
「窓を開けての換気」は除外します。

– 換気の種類について

どんな風に、
と書きましたが大きくは4種類です。
第1種換気から第4種換気まであります。

換気 = 空気の入れ替え
ですから、
給気 = 空気を取り込む

排気 = 空気を外へ出す
があるわけです。

この給気と排気を機械でやるかどうか、
で2 x 2 = 4通りあるわけです。

表にするとこんな感じ。

この4つの中でメジャーなのが、
第1種換気と第3種換気なわけです。

– 第1種換気とは

家の中に空気を取り込むのも
家の外に空気を出すのも
両方換気扇を使うのが第1種換気です。

たぶんこの言葉は、
ほぼニアリーイコールで、
「熱交換型の換気」を意味していると思います。

少なくとも私たちが勉強した中では、
第1種換気 = 熱交換するもの、
と思っておいて差しさわりないかなと感じました。

じゃあ、熱交換って何?

という話を簡単に。

換気する時って、
外の空気を取り込むわけですから、
冬は寒い空気が、夏は暑い空気が、
部屋の中に流入するわけです。

せっかくエアコンで温めたり、冷やした室内に、です。

それってもったいないと思いませんか?
だってまた温めなおしたり、冷やしなおさないといけないじゃないですか。

この課題に対する策が熱交換という考え方です。

詳しい図解なんてのはググればいくらでも出てきますが、
冬場なら外の空気をあっためてから入れる。
夏場なら外の空気を冷やしてから入れる。
というのがざっくりとした理解です。

さらに!
気温だけでなく、湿度も考えましょう!

冬の乾燥した空気を加湿して入れる。
夏のジメジメ空気を除湿して入れる。

こんな風に外気温・外湿度を
室内環境に近づけてから取り入れることを熱交換型の換気と言います。

特に、
気温だけを熱交換する = 顕熱交換
気温・湿度を熱交換する = 全熱交換
といって、
全熱交換の方がいいよね!というのが傾向として強いように思います。

一条工務店のロスガードなどは全熱交換に相当し、
できるだけ室内に外気をそのまま入れないようにしています。

こちらの記事で紹介しましたが、
この第1種換気の威力はすごかったです!

もちろん換気だけよくても、
気密がしっかりしていないと外気は流入しちゃうので、
その点は注意ですが。

また、第1種換気には、
ダクト式とダクトレス式があるのも大きな特徴の一つです。

例えば、
一条工務店のロスガードはダクト式にあたります。

確か半畳くらいのスペースにロスガードを設置することになるんですが、
そのロスガードからお家の各部屋に対してダクトが配管されています。

そのダクトを介して、
各部屋 ⇔ ロスガード
で吸排気を行い、
ロスガード ⇔ 外気
で吸排気を行う、というシステムになってます。

ブロック図で書くとこんな感じ。

とっても合理的ですよね。

一方のダクトレス式は、
各部屋に専用の換気扇がつくということになります。

特徴として、
この専用の換気扇が一定時間ごとに向きを変えて換気する、ということです。

で、換気扇の中に蓄熱するユニットが入っていて、
上手いこと全熱交換してくれるというわけです。(適当)

正直なところ、
これは実体験するのが一番理解できる気はします。

ウェルネストホームに体験宿泊するとこの装置を体感することができたので、
もし見てみたいという方は体験宿泊するといいかも。

まとめると、第1種換気は
・顕熱交換と全熱交換がある。
・ダクト式とダクトレス式がある
です。

– 第3種換気について

次に第3種換気ですが、
これはほとんどの方が今お住いの家で体験したことがあると思います。

部屋の上部とか下部に、
自然給気口がついていて、
24時間換気の換気扇をずーっと回す。

というやつです。

24時間換気の換気扇は、
だいたいトイレかお風呂あたりについてますよね。

概要としては、
皆さんご存じの…という感じなので、
あんまり言うことないです。

– 第1種 vs 第3種

気になるのは、
どっちの換気方法が良いんでしょう?
ということですよね。

これは観点によると思います。
あくまでわたしのイメージですが、
表にするとこんな感じ。

室内環境は身をもって体感済みです。
第1種のダクト式は良いです。
良い室内環境を作り出してくれます。

ダクトレス式の第1種は音が気になる、
というのを散見します。

第3種はいつものわたしの部屋。
ま、普通の日本の家屋ですね。

次に、コストだけを考えると、
第3種が格段に安く上がります。

第1種にすると熱ロスが減るので、
その分エアコンの電気代などが減ります。
が、初期費用をランニングコストで補おうとすると
何十年単位でかかりそうです。
下記動画で勉強しまして、
自分で真似して計算してみてもそういう結果でした。

メンテナンスについては、
実際に第1種のメンテをやったことないので…、
多分にイメージが入ってます。

ダクトってどうやってメンテするのか。
わたしたちが見た中だと、
空気が流れてるから汚れ・カビが滞留しない。
という派閥と、
汚れ・カビが発生してヤバイ。
という派閥があるように見えました。

結局、施工の仕方と使い方次第、
というところなんだと思いますが、
「手の届かないところがある」
というのは事実なのでメンテナンス性は良くないかな、と考えています。

逆に普通の換気扇がついているのであれば、
簡単に掃除はできますよね。
#面倒ですけど。

– 第3種換気にした理由

はい、結論です。
わたしたちは第3種にしました。

あれだけ体験宿泊で快適だったのに!!

理由は2つあります。
もうすでに述べていますが、
コストとメンテナンス性を重要視しています。

– 初期コストとランニングコスト

まずコストからですが、
初期コストが全然違います。

第3種であれば数万円程度で済むのに対して、
第1種だと数十万円の世界。
松尾先生の動画だと+30 ~ 40万円程度のようす。
実際にはもっと高いシステムありそうだなーというのが印象です。

先ほども述べましたが、
第1種の方がエアコン代が安く上がります。
この差額がランニングコストで回収できればいいんですが、
実際は第3種の換気扇より第1種のシステムの方が消費電力が大きいので、
そんなにうまく回収はできません。

ランニングコストで初期費用を回収できる、
という考え方は行ってみればエコなわけです。
電気代 = エネルギー消費ですから。

しかし、それが回収できないということは、
第1種換気システムは「人間にとっては快適だけど、エコなシステムではない」ということだなと考えました。

なお、↑の動画だと回収に60年くらいかかる、
ということで回収はできるようです。
ただ60年使ってたらどっか故障したり、
やり替えが発生するだろうと思うので、
やはりランニングコストで回収という考え方は適さないのかなーという感じ。

– メンテナンス性を大事にしたい

一方のメンテナンス性については、
「できるだけブラックボックスを無くしたい」という思いがありました。

何かあったときに自分で触れる、
自分でメンテナンスできる、
ということはとても大事だと思います。

ハウスメーカーを回ってると、
「メンテナンスフリーですから」という言葉をよく聞きます。

当時から半信半疑でしたが、
大切なのはメンテナンスフリーかどうかではなく、
何かあったときにメンテナンスできるような仕組みを導入することなのかなと考えてます。

このマインドセットは依頼先の工務店からのアドバイスで持つようにしたんですが、
この先に五十年くらいは新しい家に住むとして、
その間に全くメンテナンスが入らないことはない。

壁も床も、家は次第に傷つくし汚れもする。
メンテナンスの方法をわかっていれば自分でやれることも多い。
という考え方です。

この考え方が腹落ちしたので、
家の設備を選ぶときはメンテナンス性もある程度見るようにしました。

で、結論としては、
ダクト式の第1種換気は、

メンテ・掃除が気軽にできないね。
何かあったときのやりかえが大変だね。

ということで採用を見送ることにしました。

– 第3種換気の注意点

こちらの記事で紹介しましたが、
下記の動画で換気についても語られています。

ここで言われていることは、
気密がきちんと取れていないと、
家の隙間から空気が出入りして計画通りに換気できないよ、ということです。

第3種換気を効かせるためには、
c値1.0はきっておきましょう、
というのがやはり目安のようです。

– いえづくりのコンセプト

さてさて、
今回の内容は換気についてですが、
第1種にするか、
第3種にするか、
というところで決め手になったものはメンテナンス性でした。

この換気をどうするか?
というポイントに関しては、
本当にいろんな工務店やハウスメーカーに質問しまくりました。

家の快適さを最重要視するなら、
全熱交換の第1種換気に勝るものはないと思います。

ただやはり気になった点がメンテナンス。

この先50年間ずーっと故障しない機械なんてありません。
修理・付け替えしやすい設備を導入することで、
ライフサイクルコストを下げたいのです。

というわけで、
コンセプトの追加です。
・断熱性 Ua値は0.4くらいがいい。
・メンテナンス性がいい。
・耐震等級は3がいい。
・気密性能C値は1.0以下がいい。
・調湿に対するケアがある。
・メンテナンス性が良い。

– 今思うこと(2022年)

↑の動画の計算って、
「同じ室内環境を作る」ための電気代が計算に含まれていないんですよね。

特にvs全熱交換の話に限定すると、
夏場は除湿・冬場は加湿をするための電気代が第3種換気にはかかってきます。

その分の電気代、
換気システム以外でかかってくる電気代を含めると、
コスト面でももっといい勝負ができるんじゃ?
という気がしています。

なので実際には、
60年も回収にかからず、
例えばその半分くらいの期間での回収も可能なのではないでしょうか。
(誰か試算シテー)

とはいえ、
やはり私たちはメンテナンスが気になるので、
第3種換気でこの先暮らすことにするのでした。

ダクトレス第1種換気がもっと技術発展したら、
そちらにするかも。期待してます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
また次回。